企業特集:株式会社メモリアルむらもと(めもるホールディングス) | スマート葬儀ジョブ

企業特集:株式会社メモリアルむらもと(めもるホールディングス)

スマート葬儀ジョブからのおすすめコメント

今回ご紹介する株式会社メモリアルむらもとは、北海道に事業展開するめもるホールディングスのグループ会社でコープの家族葬ウィズハウスや香華殿を運営する葬儀社です。

めもるホールディングスでは今まで葬儀業界が抱えていた悩み、当たり前になっている常識を一新したいと思いから「時間」の改革、「100%シフト通りに休む」「残業ゼロ」を目指して『働き方改革』を実施中です。

株式会社メモリアルむらもとへの就職・転職は特にこんな方におすすめです。

・北海道(札幌・恵庭・北広島・旭川・函館・苫小牧・北見)で葬儀業界で働きたい方

・事業を拡大させたい、自分自身も成長したいと思っている方

葬儀の仕事を通じて感動を創造したい方

採用企業インタビュー

葬儀業界の常識を変える「メモリアルむらもと」の挑戦!
“働き方改革”で離職率減少&従業員満足度向上

少子高齢化が進むなか、多くの企業が人材不足に悩まされています。

そんななか「株式会社メモリアルむらもと」(北海道恵庭市)は、2017年11月から抜本的な「働き方改革」によって離職率を大幅に減少させ、従業員満足度向上にも成功しました。

この革新的な取り組みについて、竹本学代表取締役社長にお話頂きました。(以下敬称略)

貴社では、2017年11月から「働き方改革」に取り組まれたそうですが、きっかけとなる課題はなんだったのでしょうか?

竹本 従業員の離職率の高さです。入社1年以内の離職率が40%にものぼる状況で、これから事業を拡大するつもりが、現状維持すら難しいと感じていました。

特に、今後は2040年をピークに労働人口の減少が深刻化していきます。

「働き方改革なんて関係ない」という事業者さんもいらっしゃいますが、違法な労働条件で従業員を働かせ続けては、業界に未来はありません。

そのため早急に対応すべき課題として、働き方改革に取り組むことになりました。

具体的にどのような改革をされたのでしょうか?

竹本 「分業制の導入」と「労働条件の改善」の2つを軸に、従業員が働きやすい環境づくりを始めました。

分業制の導入では、葬儀の業務を「葬祭ディレクター」「葬祭プランナー」「搬送」「配置」の4つの役割に細分化し、チームで葬儀を運営する体制にしました。

労働条件の改善では、基本給の引き上げ、残業時間の削減、休日・有給休暇の増加を行いました。

まず、分業制についてお聞きします。役割の細分化は葬儀業界では珍しいのでしょうか?

竹本 はい。ほとんどの葬儀社では、葬儀の打ち合わせから当日の進行管理まで、多岐にわたる業務をすべて1人で担当しています。そのため、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかります。

分業制にすることで各担当者が自分の仕事に集中でき、専門性を高めることができます。

たとえば、葬儀担当の葬祭ディレクターであれば、顧客満足度の高い葬儀を執り行う。打ち合わせ担当の葬祭プランナーであれば、お客様のご要望に沿った最適な葬儀プランを提案し、売上貢献につながるように専念できます。

分業制の導入は最初からスムーズに進みましたか?

竹本 いいえ。はじめは社内から「そんなの無理ですよ」と反発を受け、なかなか理解を得られませんでした。

実際に分業制を導入している他企業の事例を説明するなどして、徐々に理解してもらえました。

それでも軌道に乗ったのは3年後くらいです。分業制をスタートした頃は、人手が足らずうまく回らないケースも多かったですが、問題が起こる度に改善していきました。

たとえば、葬祭ディレクターには「アシスタントディレクター」、葬祭プランナーには「フューネラルサポート」としてパートさんを配置しています。

各担当のサポートをしてもらうことで、より難易度の高い専門的な業務に集中してもらえるようになりました。

分業制の導入で、お客様からの満足度は変わりましたか?

竹本 いいえ。導入後も顧客満足度は変わっていません。

お客様アンケートでも、10点満点中9点という評価を頂いています。もちろん、現状の9点に満足しているわけではありませんが、分業制によってサービスの質が低下したとは思っていません。

ただ、今まで1人で行っていたことを複数人で担当しますので、“引継ぎ”は特に重視しています。

たとえば、お客様が葬儀の打ち合わせをした葬祭プランナーと、葬儀の進行役の葬祭ディレクターとで担当者が違うので不安に感じられる方もいらっしゃいます。そのため情報共有を徹底し、クレームにつながらないように十分注意しています。

分業制は今も完成形ではありません。葬儀形態は今後も変わり続けていくので、さらに改善を続けていく予定です。

続いて、労働条件の改善についてお聞かせください。

竹本 労働条件の改善では、主に3つの点に注力しました。

1つ目は、基本給の引き上げです。従来は一律16万7千円だったのですが、21万円に引き上げました。従業員に安心して働いてもらうには、まずは待遇面を改善する必要があると考えたためです。

さらに、昨年度からは毎年1万5千円ずつ基本給を上げ、ボーナスも含めて年間21万円ずつ昇給するようにしています。

2つ目は、残業時間の削減です。フレックスタイムを導入し業務に合わせた働き方ができるようにしました。

特に、18時開始のため残業扱いになっていたお通夜の業務を、12時出勤にして勤務時間内に収めることができ、残業時間を大きく減らすことができました。

実際、働き方改革の前は40時間あった残業時間を10時間まで減らすことができました。求人情報にも「残業時間は20時間以下」と明記しています。

3つ目は、休日・有給休暇の増加です。従来は月6日だった休日を8〜9日間に増やしました。また、有給休暇も取りやすい環境に整えたため、以前はほぼゼロだった取得率が80%以上まで上がりました。

そのほか、性別に関係なく産前産後休暇や育児休暇の取得・復帰実績もあります。最近でも男性2名が育児休暇を取得しました。

これらの労働条件は求人情報にも掲載しているため、応募者数も増加しています。これからも従業員の負担を軽減し、プライベートや仕事も充実した職場環境を目指したいです。

課題だった離職率は下がったのでしょうか?

竹本 はい。40%だった離職率が7%まで下がりました。

労働条件の改善もですが、分業制にしたことが大きな要因だと感じています。

一人一人の仕事に対しての目的が明確になるため、モチベーションが向上し従業員の満足度も上がったのだと思います。

最後に、今後入社される方に向けたメッセージはございますか?

竹本 「葬儀」と聞くと暗く悲しい印象を持たれる方もいらっしゃいます。

しかし、葬儀はご遺族が故人さまを偲び、思い出を共有しお別れをする場です。

そのため当社では、ご遺族が穏やかに故人さまを見送れるように、サプライズ演出や故人さまとの想い出の地を巡る「旅葬」などさまざまな企画を実施しています。やりがいを感じる場面が多いため、従業員のみなさんは前向きな気持ちで働いています。

社員の平均年齢も30代と若手が多いため、明るく活気のある会社です。未経験者を中心に採用していますので、業界未経験の方も大歓迎です。

会社概要

<基本情報>

会社名:株式会社メモリアルむらもと

創業:1960年

代表者:代表取締役 竹本 学

札幌市北区北7条西1丁目2-6 NCO札幌ビル16F

<事業内容>

・葬祭業

・経営理念


感動を創造する

その先にあるビジョン『感動創造を通じて、人々の心豊かな人生に貢献する。』

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