葬儀屋(葬儀社)の仕事内容、やりがい、転職理由、年収について | スマート葬儀ジョブ

【2024年最新】葬儀屋(葬儀社)の仕事とは?
仕事内容、やりがい、転職理由や年収まで解説!

目次

  1. 葬儀屋(葬儀社)とはご遺族を支え滞りない葬儀を進行する会社
  2. 葬儀屋(葬儀社)の仕事内容
  3. 葬儀屋(葬儀社)の勤務形態
  4. 葬儀屋(葬儀社)の平均年収は約400万円
  5. 葬儀屋(葬儀社)に必要な資格とスキル
  6. 葬儀屋(葬儀社)の業務はきつい?向いている人の特徴
  7. 葬儀屋(葬儀社)の将来性と転職のしやすさ
  8. まとめ

「葬儀屋さんの仕事内容や一日の流れは?」

「資格や必要なスキルはあるの?」

「葬儀屋の需要は?転職しやすい?」

葬儀屋は、お葬式を提供するだけではなく、大きな悲しみのなかにいるご遺族を支える重要な役割を持ちます。

高齢化が進むなか、社会的にも大変意義のある仕事ですが葬儀屋の具体的な仕事内容や年収、必要な資格や将来性について気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、葬儀屋を目指したい方はもちろん、葬祭業界に興味がある方にも分かりやすく実情をご紹介いたします。

葬儀屋(葬儀社)とはご遺族を支え滞りない葬儀を進行する会社

葬儀屋とは、滞りなく葬儀を進行させる会社のことです。

単に葬儀を執り行うだけでなく、ご遺族の心の負担を少しでも軽減し、故人を穏やかな気持ちで見送れるように手助けする役割もあります。

そのため、葬儀屋が提供する葬儀は地域やご遺族の意向に沿った内容で執り行われることがほとんどです。

また、葬儀屋は「葬儀社」「葬儀店」とも呼ばれますが、呼び方による業務内容の違いはありません。

葬儀屋(葬儀社)の仕事内容

葬儀屋は、ご遺体の搬送から葬儀の打ち合わせや準備、進行管理まですべてに関わるため、業務内容は多岐に渡ります。

【葬儀屋の仕事内容】

流れ 内容
1.葬儀の依頼を受ける ご遺族から連絡を受け、病院や施設に故人をお迎えに。搬送車の手配やご遺体の状態を保持するため、ドライアイスも用意します。
2.ご遺体の搬送と安置 搬送後は、ご遺族の希望に応じて自宅や葬儀屋の施設に安置します。必要に応じてお供え物の準備も必要です。
3.ご遺族とのお葬式の打ち合わせ 安置後は、ご遺族と日取りやどのようなお葬式にするか打ち合わせを行います。 プランの提案や見積作成、式場や火葬場の確保の他、祭壇に飾るお花や料理、香典返しの手配も行うのも葬儀屋の仕事です。
4.お通夜の手配と進行 会場の設置やご遺体の納棺、お通夜の準備を行います。葬儀屋のスタッフが進行の司会も務めるのが一般的です。
5.葬儀・告別式の手配と進行 通常、お通夜の翌日が葬儀・告別式です。会場の設置や弔問客のご案内など、お通夜と同様に全体の進行をサポートします。
6.ご遺族へのアフターフォロー 葬儀後も、仏壇の手配や喪中ハガキの作成などご遺族へのアフターフォローを行います。

葬儀屋(葬儀社)の勤務形態

葬儀屋の勤務形態は、夜勤や日勤を含む24時間365日のシフト体制が一般的です。いつ・どの時間帯にお亡くなりになるかは予測不可能なため、深夜や休日であってもすぐに対応しなければいけません。

休日は、平日を含めた週休2日制や葬儀で避けられる「友引」の日を休日とする葬儀屋も多いです。

ご依頼があるかないかによって、一日の勤務時間が大きく変動するため、夜勤や休日出勤も必要な職種となります。

そのため、葬儀屋での就職や転職を考える際は、会社の方針や夜勤手当の有無などもしっかりと確認しておくとよいでしょう。

葬儀屋(葬儀社)の平均年収は約400万円

厚生労働省が調査した「令和4年度賃金構造基本統計調査」によると、葬儀屋の平均年収は、382万円程です。内訳は、月々の給与が約26万。年間賞与や手当が約45万付きます。

ただし、上記統計は冠婚葬祭業をまとめた「その他のサービス職業従事者」の平均値です。そのため、勤続年数や実績、在籍する葬儀会社によって異なる場合があります。

前述したように、葬儀屋は夜勤や休日出勤も求められるため、会社の規定や勤務状況によっては手当がつき平均年収を上回るケースもあるでしょう。

葬儀屋(葬儀社)に必要な資格とスキル

葬儀屋で働くために、必要な国家資格はありません。とは言え、葬祭業界で働くためには一定以上の葬祭知識やコミュニケーション能力が必要となります。

そのため、葬儀屋スタッフは、葬祭関連の資格やスキルを取得している方も多いです。

資格を取得することで、一定以上の知識やスキルを持つ証明にもなりますし、ご遺族からの信頼を得ることもできます。

【葬儀屋で役立つ資格一覧】

資格名 詳細
葬祭ディレクター技能試験 厚生労働省認定。葬儀に関する幅広い知識と技能を証明します。受験資格には葬祭業での実務経験が必要です。
グリーフケアアドバイザー 日本グリーフケア協会認定。 大切な方を亡くしたご遺族の心のケアをサポートする役割を担います。
納棺師認定試験 日本納棺士技能協会認定。 納棺や湯灌に関わる専門的な技術と知識を証明する資格です。
遺体衛生保全士(エンバーマー) 一般社団法人終活カウンセラー協会認定。終活に関する全般的な知識を持ち、生前から葬儀についてのアドバイスができます。
お墓ディレクター 一般社団法人日本石材産業協会認定。お墓の種類や形状の他、埋葬に関する法律、供養など幅広い知識を有します。
仏事コーディネーター 全日本宗教用具協同組合が定めた、仏壇、仏具、法事に関する仏教の知識を有することを証明する資格です。

葬儀屋(葬儀社)の業務はきつい?向いている人の特徴

葬儀屋の仕事はきつい側面もありますが、同時に大きなやりがいを見出すこともできます。

勤務時間が、夜勤や休日出勤が必要な24時間365日体制のため、生活リズムは不規則になりがちです。

また、葬儀屋は人の死と向き合う仕事のため、精神的な負担を感じる方も多いです。さらに、ご遺体の搬送や斎場準備などでは、力仕事が求められる場面も少なくありません。

しかし、葬儀屋は、故人とご遺族の最期のお別れの場である葬儀に深く関わり、心からの感動と感謝をされる、やりがいのある仕事でもあります。

葬儀屋は、ご遺族により添いサポートしながらも、葬儀を滞りなくしっかりと進行しなければいけません。そのため、思いやりやコミュニケーション能力だけでなく、状況に応じた的確な判断力も求められるでしょう。

葬儀屋(葬儀社)の将来性と転職のしやすさ

日本の人口が減少し、高齢者が増えていく現状を考えると葬儀屋は大変将来性のある仕事と言えるでしょう。

2024年現在、総人口は1億2409万人のうち、65歳以上の割合は3,622万8千人と全体の29.1%です。しかし、厚生労働省の試算によると2060年には総人口が9,000万人まで減少し、65歳以上の高齢者は40%にまで増加すると予想されています。

さらに、人口減少と葬儀の需要が高まるにつれ、家族葬や火葬式など小規模な葬儀や、サービスの多様化も求められていく可能性も高いです。

これらの背景からも、葬儀屋は今後の社会においてますます重要な役割を持ち、転職もしやすい職種と考えられるでしょう。

画像引用先:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000055150.pdf

まとめ

本記事ではご遺族を支え、滞りない葬儀を執り行う葬儀屋の仕事内容から年収や資格、将来性についてご紹介しました。

葬儀屋は、いつ訪れるか分からない人の死に対応するため、精神的・肉体的にも大変な面もありますが、大きなやりがいや使命感を持って働ける社会的にも大変重要な役割を持つ仕事です。

今後、ますます増加していく高齢者の人口に比例し、葬儀屋の需要も増えていくため非常に将来性のある仕事でもあります。

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